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映画 そして父になる [映画]

さすがに海外で評価を得ている映画は
観ておかないと
趣味は映画鑑賞ですといった時に
話が続かなくなるので
とか
割と消極的な理由で鑑賞決定

だってどうせいい映画なんでしょ?

6年間育てた息子は他人の子供でした
という話

そして父になる

絶対に混むと思ったので早めに行って
良席確保
ほぼ満席となりました

さすがに年齢層は高め
列の横入りも多めw

内容はだから予想通りのいい映画

いや
予想もくそもないよ
すでに名のある監督の
すでに評価されてる作品なんだから

最初は福山さんは福山さんだなー
とか思ってたけども
いろいろ状況が入り組んで
思い通りにいかなくなるにつれて
歪んだ顔が増えるにつれ
ちゃんとそういうお父さんになっていく感じが
新鮮でした

なめてた!
すまない!

リリーさんは凶悪と全然違うポジションなのに
あんま違わない手触り!

単純なかっこよさとは別の
魅力的なおっさんをやらせたら
今かなりぶっちぎりの存在感!

なぜかピエール瀧も一瞬登場してて
全然凶悪じゃないのがちょっとおもしろかったです

劇中で病院側の人だか弁護士だかが
こういう事が起こった際は
100%交換が行われると説明されてましたが
ほんとに?

とか
変な所でひっかかるー

ずっと
そりゃそうだよなー
子供って親好きだよなー
どうしたって似ちゃうよなー
とか思ってたら
そのまま終わってしまって

近くにいたおばさんが
これでおわり?
とか言っちゃってたけど
ちょっとみんな劇的な展開に慣れすぎてんのかなw

親と子が親と子になる
というのがどういうことかを
親子で引き継がれていくというのが
どういうことかを
丁寧に教えてくれるいい映画でした!

子供をどう育てていいかわかんない人におすすめ!
たぶんそんな人は
映画を観てる余裕もない!

デート映画としてもかなりお勧め!

特に結婚を考えてる人はこの映画を観た上で
将来について語り合うといろいろ見えてくるかも!

ネタバレありの詳細感想は以下!

DSC_0049.jpg

観る前のイメージでは
リリーさんが暖かい父親で
福山さんはエリート志向が強すぎる父親で
血とか遺伝を重視して優秀な息子にこだわる
とか
そういう話かと思ってたのですが

福山さんはちゃんと「いい父親」として
それなりの努力をしているわけで
なによりそれで息子との関係が良好だったりするわけです

しかもそういう父親になる理由もちゃんと
その両親から引き継いでいるもの
としてあって
決して父親らしくなかった父親が父親らしくなる
みたいな単純な話ではないわけです

とはいえ
タイトルは「そして父になる」なんで
その前は父になれてない部分
というのもあるはずで

それについての解釈としては
最初は父親をがんばってやってるわけです
子供の将来を考えて
ちゃんととは言えないまでも
決して無関心でもなく


この事件とその後の
劇中で一般的とされる交換対応の結果
子供というのが父親の背中を見て
育っていることを知っていくわけです

思い返せば自分もそうであったことにも

父をやる
のではなく
父になる
というのは
つまり
がんばって父親らしくするとか
父親として当たり前の事をする
とかじゃなくて
否応なく父親になってしまう
ということでもあって

最初からちゃんと育ててきた子供の
父親ではあったわけですが
自分をまっすぐ見てくれた事を
父親への自分への視線をはっきりと感じることで
父親であることの自覚が生まれて

だからこそ
「そして」
なんだろうなと

途中の子供が実の親に似ていくことに関する問いかけは
多くは子供のためというよりは
自分たちのためであって

それを乗り越えるのが
家族ではないかとかなんとか

ちなみに
リリーさんとこが
割と理想的に描かれているように見えますが

領収書をきっちりもらおうとしたり
慰謝料について細かく注文付けたり
奥さんがパートにでかけてたりする事から
経済的には決して恵まれてない事が見えてます

あれが正しいかどうかは
まだわからないわけです

金がかかるのはこれからだし

だから
どちらが正しい家庭か?
とか
そういう観点で観ちゃだめだと思います
という
スーパー老婆心

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