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映画 風立ちぬ [映画]

さすがにここまでの話題作を
無視するのもなんなので
意を決して鑑賞決定

宮崎映画で
ゼロ戦作った人の話とかなんとか

風立ちぬ

さすがに公開からだいぶ経った上に
ちょっと交通の便のよくない映画館の
朝の部を選んだらそんなに混んでない!

けど決してスカスカでもないという
さすがの宮崎映画っぷり

予告編でも見えてたような映画で
雰囲気はあのままちゃんと肉付けしたような映画で
割と長いのにちゃんと最後まで観れてしまうのは
さすがじゃないかと

話題になってた声優としての庵野さんは
当然の事ながら違和感バリバリですが

主人公が
イケメンで
立派な家の子で
柔道をたしなんでて
正義感があって
勉強も当然できて
ドイツ人にも一歩も引かず現地語で反論できて
会社でも一目おかれてて期待されてて

って
もう完璧超人すぎるんで
ちょっと感情の発し方が下手
くらいの部分がないと
もうどうしていいのやら

映画の中心には戦時中に夢を持つこととか
その時代を懸命に生きることの肯定とか
いろいろ重要なメッセージもあったような気がしますが
なにしろメインの流れはメロドラマ的な展開なので
まぁ嫉妬の嵐ですわ

くっそこのイケメン!

というわけで
デート映画としてはどうだろう

これを求められたら女の人大変だろ?
とか
思ってたけど周囲の女性陣泣きながら
良かったー
とか
気持ちわかるー
とか
言ってたんで

そうなのかーと重く受け止めながら退場しましたw

序盤からの夢の概念と物語の繋ぎ方とか
面白いと思ったところは沢山あるんですが
そういうちゃんとしたのはちゃんとした人の感想を
読んで納得するからいいとして
とにかくどう羨望に悶えていたかを
ネタバレ込みで書く感想は以下

あらかじめ書いときますが

ろくな感想じゃねぇですよ!

DSC_0034.jpg

出会いからして
自分が不注意でとばした帽子を
身を挺してキャッチしてもらうとか
あぶねぇよ!

というところから
未曾有の大惨事に頼もしく振る舞うことで
もうどうあっても惚れないわけにはいかない展開!

でも相手は少女!
名前も告げずに去った彼ですが
なんと2年かけて突き止めるという彼女側の執念!

ただ
それでも相手が若すぎる!

というわけで
ここでは出会うことなく
なぜか挫折して傷心で出かけた避暑地で再会

相手に一方的に覚えてもらっていたこともあって
自動的にほぼ告白を受けるとか!


お父さんも一緒にいたので
おつきあいのお願いしたと思ったら
そのままプロポーズ!
本人の承諾も親の承諾もその場でゲット!

なんというテンポ!

彼女病気だけど仕事大事だから仕事してて
でも病気悪化を聞いて泣きながら駆けつけて
(電車の隅で泣きながら仕事するこの場面はよかった)

あってひとしきりいちゃついたら帰るとか!
おまえ!


彼と生きるために彼女は山の療養所にいくわけですが
手紙一つで心ざわつかせて下山させ
自分たちには時間がない!覚悟がある!とか
わりと自分勝手な理由で滞在させて
病気だつってんのに彼女の方から「きて」とか言わせて
基本仕事優先のままながら手をつないで仕事して
たばこ吸いたいとか肺病の病人の横で呟いて
許してもらったら即吸って
一息ついたと思ったら山に帰っていって
それはやっぱり彼と生きるために完全治療に専念するのか
と思いきや
一番きれいな自分を見せたかったから
とか

いいのかそれで

んでなんかその後の二人の経緯はわからないけども
最後の夢の内容からして
たぶん遭わずにそのままで
どうやら亡くなったという感じですよ

まじでか

これちょっと男にとって都合よすぎないかと
ずっと家で寝て待ってて
わがままはなんでも聞いてくれて
自分が病気や加齢で醜くなるのを見せたくないからと
自分から去っていく女性って

いや
二人の間の信頼とか誇りとか
そういったものがあるからだとしても

浅くみるとすげえ男の理想ですよこんなの

若くて綺麗な女性が
他の男とは一切関わらずに自分のためだけに
毎日生活感を感じさせず
布団の中で待っててくれて
心ざわつかせるような弱いところは見せないまま
うまい具合に甘えてきて申し訳ない気持ちを起こさせないまま
でも
男のわがままは全部即時で許してくれて
男が飽きたり重荷に思う前に自ら退場するって

いや都合よすぎるわ
ずるい!

じゃああの主人公に一つでも勝ってるとこあんのか?
とか問われると

ぐぬぬ
としか言えないという

いや
これこの映画の本質では多分ぜんぜんないんですけども
まぁ頭の悪い鑑賞者としては
もうこれ気になって気になってw

あーすっきりした
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