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映画 フォーン・ブース(TV:午後のロードショー) [映画]

昨日の「失踪」が面白かった上に
今日はほぼ電話ボックスの周囲だけで話が展開するサスペンス
とのことで
嬉々として鑑賞決定

だから
電話ボックスの周囲だけで話が展開するらしいです
キーファー・サザーランド特集の一つです

フォーン・ブース

ああ
フォーンって何かと思ったら
電話のブースって意味か

なんかなー
期待しちゃったからかなー
安かったなー

昨日の失踪が普通の展開を次々と裏切って
おかしな方向に爆走してたのに
今日のこれは展開のいちいちがなんだか納得できないというか
これじゃあコントのシチュエーション
ダウンタウン松本さんに監督としてリメイクしてもらえばいいのに
とか微妙な希望
途中からの展開はほぼアイドリング!!!の「バカリズムは誰だ」じゃないか
電話一本で何でもやるよ

どうやって終わらせるのかっていう点のみで見続けましたが
これはなんだかちょっと乗れない

シナリオの強引過ぎる展開もそうだし
演出がかっこ悪く思えて仕方ありません
導入とかの映像の重ね方とか
電話中の24っぽい演出とか
アンストッパブルと似てる方向だと思うのに
受ける印象が全然違う
という

あんま考えずにみるサスペンスとして以外に
お勧めする理由が見つかりませんが
考えずにサスペンスを観たい時ってどんな時?

Amazonのアフィ貼っておきます
意外と高評価なんでどんな人にお勧めかは
そのレビュー読んだほうが確実です
中古のDVDならかなりお安く手に入ります



宇宙からCG駆使してズームインする感じや
町を飛び交う電波と会話という描写が長い
かっこいいつもりなのか何が楽しいのか長い


ようやく物語が始まると
ちゃらいおっさんが共感できない尊大さで町を闊歩する場面が
また長い

昨日だったらもう失踪してるんじゃくらいでも
電話にたどり着かない

ようやく公衆電話にたどり着いたら
さっそくピザが届けられるとかおかしな事が起こりますが
主人公が無駄に喧嘩腰で面倒くさい

妻子もちなのに公衆電話から若い女の子に電話するけど空振り
出ようと思うと公衆電話がなるからつい出てしまう

電話が鳴ると出ちゃうよね?
って犯人の言葉もいまいちピンときません
電話が嫌いだからかな

そこからいよいよ本番なのですが
かかってきた電話の相手に個人情報を握られてるし
いきなり仕事熱心な娼婦に絡まれてもめるし
公衆電話内でいろいろ起きます

電話の相手は主人公が浮気をしようとしているのを
自分で妻に言え
と要求するわけですが
未遂なのに言い方まで指定されたりして気の毒

ちょっと綺麗に言い回しをかえると怒られちゃうとか
犯人めんどくせぇ

しかも電話をかけながらライフルで狙っていて
いつでも殺せるから電話ボックスから出るなとかなんとか
妙な要求をしてきます
盗聴器とライフルのスコープで監視しているらしいよ
っていう


サスペンスとしては
先ほど冷たくあしらった娼婦達がつぎつぎと仲間を連れてきて大騒ぎとか
公衆電話でそこまで熱くなっているのが
なんだかよくわかりませんが
犯人が言うには尊大な態度が事態を大きくしているとかなんとか

結局
娼婦達が連れてきた強面のにいちゃんがキレて
公衆電話のガラスを割る大騒ぎで主人公を引っ張り出そうとした所で
電話主がにいちゃんを狙撃して事件が大げさになります
死人も出たことですし

目の前で無抵抗のおっさんを引きずり出そうとしていた方が
背中の上部を撃たれて倒れたのに
彼が撃ち殺したと大騒ぎする娼婦達

この後現れる警官たちはなぜだか
この娼婦達の証言を完璧に信じ込んで
電話ボックスの中でなんの要求もなく
ただひたすら電話ボックスにいさせてくれと懇願する男を
まるで信用しようとしません

とにかくプロっぽいことを言って見当違いな警察
というコントとしてちょっと楽しくなります
なぜだか執拗に受話器を置こうとしない男に
警官隊が物凄い警戒をします

さすが銃社会

死体の回収もしてて
目撃証言もほぼ被害者の身内の娼婦達だけなのに
なぜだかその証言に100%のっかる警察隊

言われるがままになんでも言うしやる主人公

サスペンスというよりはコメディとして展開していく物語は
ちゃんと捜査しないくせにスナイパーの配置とか
大げさに対応する警察のせいでやたらと規模だけ大きくなり
明らかに本人も怪我をしているのに警察にはろくに考慮してもらえない主人公は
どんどん追い詰められて
奥さんに自らの罪を告白します

スケール感がもうぐちゃぐちゃです

未遂の浮気の結果がこの大騒ぎですよ!

犯人の居場所を見つけるきっかけも
相手も人間だからミスをしているはず
とかいう勝手な理屈で
しかもそれがビンゴ!とか伏線も何もあったもんじゃないし
最終的などんでん返しのために
人が死んでるのに
彼は気の毒だった

って彼の悪も一応示しておかないと
なにしろ浮気未遂の代償に少なくとも二人死んでる
ってことになってしまうわけで
なんかこうバランスがおかしいのに
ドヤ顔されましても
という印象です

物語の裏切りってのは丁寧な描写によって描かれた絵が
別の展開に塗り替えられるから面白いのであって
雑に描かれた絵の上にデタラメに絵の具をぶちまけられても
ちょっと楽しめませんでした

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